伊勢木綿は、”単糸”という、繊維によりをかけた糸で織られています。多くの木綿織物に比べて、糸の状態が綿に近く、ふんわりと柔らかい肌触りとしわになっても元に戻りやすい性質があります。
単糸は切れやすく折るのが非常に難しいので、現代のスピードの速い織機では織ることができません。
なので、明治時代から動く力織機で、織られており、一台の織機からは一日で13メートル(一反)しか織りあがらない伝統工芸品です。現在では、三重県の「臼井織布」一軒のみでしか織ることができない木綿布です。
汗をすって心地よく、冬は綿だから温かい伊勢木綿。
着こなしを工夫していくと、
夏以外の三シーズン着用することができます。